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財務管理

 お金の使い方でその人の性格がわかると言われる方もいます。それは、医院の経営においても同様で、決算書の見方、分析が重要になってきます。決算書とは貸借対照表や損益計算書などの財務上の決算書類のことです。

貸借対照表は決算期時点の総資産(現金、未収入金、不動産、医療機器、その他)がいくらの自己資本といくらの他人資本(借入金)で構成されているかをあらわす医院の資産構成を表す資料です。
損益計算書は1年間の決算における売り上げと経費ににより様々な利益を表示する医院の収益性を表す資料です。
ほかにキャシュフローなどいろいろありますが、経営としてバランスが取れていることが重要になります。

財務管理と言われるものには、目的が大きく二つに分かれます。一つは外部に対するもの。もう一つは内部管理に活用するものです。

外部に対するものは、決算書を金融機関等に見せてお金を借りる時などです。この場合実際には様々な検討が行われますが、経営分析として大きなポイントは、支払能力があるか、安全性はどうか、利益は出ているか?生産性や成長性は?業界平均と比較してどうか?といったところでしょうか。

内部に対するものは、決算書を分析して、他の同科目の医院や自分の医院の過去の決算書とと比較し問題点や無駄がないか改善されているかを把握し、次の意思決定に役立てるためです。特に医院の場合、季節により疾患に影響が出たりしますので、月での前年比比較も重要な活用ポイントになります。

支払能力は一般的に流動比率がもちいられます。これは1年以内に現金になっている、もしくは現金にすることが出来る資産と、1年以内に返済しなければいけない負債のバランスをみていきます。医院の経営者としてもこの把握は重要です。流動資産という1年以内に現金化できる資産が、流動負債という1年以内に返済すべき負債の2倍以上あれば支払い能力は十分でしょう。

収益性は総資本経常利益率でしょうか、これは期のはじめの資本と、期末の資本を足して2で割った数字で経常利益を割ったもので出します。これをさらに回転率や利益率で分解できるのですが、医院の場合は設備投資が大きく且つそれを賃貸やリースでしている場合も多く見方に注意が必要です。

安全性は自己資本比率です。資本を負債と資本を足した数字で割った率です。これは医院の財務安全性をみる指標として医療法人設立時の重要な認可ポイントにもなっているようです。

成長性は前年度との比較などです。

問題点を数字として把握分析し、経営に役立てることは非常に重要ですので、決算書の見方分析はこれからの医院経営に必須と思います