医療機器

 医院経営において、医療機器は欠くことのできないものです。必要不可欠であり、且つ投資的にも高額になるためこれも特徴を把握した上での意思決定が必要になってきます。

その医療機器の性能はどうか、その機器は新商品発売後どれくらい時間がたっているかその間トラブル事例がなかったか、保守メンテはどうか、採算性はどうか、診療報酬点数との絡みはどうなっているのか、機器によってどれくらの期間使用を想定するか、価格はどうかランニングコストはどうか、などでしょうか。

とくに医院経営において重要なのは、採算性とランニングコストではないでしょうか。医院開業において、その機器を導入するにあたって症例は経営的に十分見込めるかどうか、また、その機器の導入においてメリットがあるのは、患者なのか、医師なのか、スタッフなのか、投資効率を見極めたうえでの見当が重要です。

その他医院開業において予算との関係が重要になってくるので、医療機器に予算をどれだけとるかという問題もあります。通常全体予算から考えますので、医療機器は大切な医院の資産になりますので、医院開業の予算決めの始めのほうで概算を考えておくことがよいでしょう。

あと、調達の手段として、購入がよいか、リースがよいかの判断もでてきます。予算的な問題や、長期使用が考えられるもの、比較的短い期間で買い替えを考えたほうがよいもの、メンテや保険の活用も考え検討が必要なってきます。